お子さんが軽い熱中症になり、自宅でゆっくり休ませるようになった時って不安ですよね。
こちらでは、お子さんが熱中症になった時、どんなものをあげたらいいのか、回復するためにどんな栄養を摂ったらいいのかなど紹介しています。
参考にしてみて下さい。
自宅で看護するとき気をつけること全般についてはこちらも参考にしてみて下さい。
熱中症の時は子供の食事はどうするの?
熱中症の時の食事は、回復するに従って変わっていきます。
まだ、吐き気がある時や下痢の時は、胃腸が弱って食事を摂ることができません。
それでも脱水は怖いので、飲めるようならスポーツドリンク(赤ちゃんポカリの方がやさしいです。)や経口電解質液(経口補水液)など少しずつ飲ませましょう。
吐き気があって飲めない場合は、無理せず病院で点滴をしてもらいましょう。
経口電解質液(経口補水液)の作り方
材料
水・・・1L
砂糖・・小さじ8
塩・・・小さじ1/2
作り方
1Lの水に、分量の砂糖と塩を混ぜます。
市販でもありますが、手作りでも簡単に作れます。
落ち着いてきたら、下痢を止める作用のあるりんごのすりおろしなどから食べさせましょう。
人参のすりおろしや、紅茶なども下痢を止める作用があります。
食欲が出てきたら、消化のいいおかゆや、白身魚、ササミ、豆腐などの低脂肪のタンパク質から食べ始めるといいでしょう。
熱中症の時の食事レシピ
下痢や吐き気が治まってきたら、消化のいいものから食べさせ始めましょう。
体力をつけるために、低脂肪のタンパク質を摂っていきましょう。
材料(1人分)
カレイの切り身・・・1切れ
人参・・・2,3cm
大根・・・2,3cm
だし汁・・・3/4カップ
調味料
醤油・・・大さじ1/2
みりん・・大さじ1/2
砂糖・・・小さじ1/2
青ネギの小口切り・・・少々
作り方
1、カレイは骨を取って、1口大に切ります。
2、人参と大根は、皮付きのままでいいのですりおろします。
3、鍋にだし汁と調味料を入れて煮立たせ、カレイを入れます。
4、カレイに火が通ったら、人参と大根を入れひと煮立ちします。
5、汁も一緒に盛り付けて、青ネギをちらします。
魚は、タラやヒラメ等でもいいです。
人参には下痢を止める作用があります。
お粥などにも入れるといいですね。
大根には、整腸作用があります。
材料(1人分)
つくね材料
鶏ささみ・・・2切れ
おろし生姜・・少々
片栗粉・・・小さじ1
白菜・・・1枚
人参・・・2,3cm
玉ねぎ・・1/6個
だし汁・・1カップ
調味料
醤油・・・小さじ2
みりん・・小さじ2
水溶き片栗粉
片栗粉・・小さじ1
水・・・小さじ2
作り方
1、ささみは、筋を取り包丁で叩くか、フードプロセッサーでミンチにします。
2、ミンチにしたささみとおろし生姜、片栗粉を合わせて混ぜ、一口大に丸めます。
3、白菜と人参は千切りに、玉ねぎは薄切りにします。
4、鍋にだし汁と調味料を入れ、ひと煮立ちし野菜を入れてまた煮込み、再度煮立ったらつくねを加えて煮込みます。
5、つくねに火が通ったら、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけます。
アレンジとして、つくねに豆腐を加えると、ふわふわの食感になります。
玉ねぎの硫化アリルには、体の免疫力を高める効果があります。
回復期には、取り入れたい野菜です。
その他、野菜と白身魚のポトフなどもいいですし、そうめんやうどんを柔らかく煮て、柔らかく煮たほうれん草や人参、半熟卵などをトッピングするのもいいですね。
果物では、バナナ、りんご、桃などが消化がいいです。
お豆腐の茶碗蒸しなどもいいです。
手作りプリンなどもいいでしょう。
熱中症の食事は回復してきたらどうする?
食欲も出てきて、もうすぐ幼稚園や小学校に行けそうなほど回復してきたら、お粥は止めて普通のご飯に戻して行きましょう。
低脂肪のタンパク質(脂身の少ない肉や魚、卵や豆腐)と消化のいい野菜(キャベツ、にんじん、じゃがいも、白菜など)の組み合わせがいいです。
免疫力を高めるために、タンパク質とビタミンA,C,Eがたっぷり摂れる食事にしていきましょう。
- ビタミンAの多い食品・・・肝油、紫蘇、人参、パセリ、モロヘイヤ、バジル、ほうれん草、海苔、ヒジキなど
- ビタミンCの多い食品・・・ピーマン、パセリ、レモン、モロヘイヤ、いちご、ブロッコリー、海苔など
- ビタミンEの多い食品・・・いわし、たらこ、モロヘイヤ、かぼちゃ、赤ピーマン、紫蘇、卵、海苔など
まとめ
お子さんが熱中症になった時の食事について紹介させていただきました。
参考にしてみて下さい。
順調に回復されて、元気に幼稚園や小学校に通えるようになるといいですね!