もしかしたら認知症?
不安ですよね。
私は今、認知症の義母を家で看ています。
義母がおかしいと気づいてから、いろいろな手続きをしてきました。
まとめていきますので参考にしてみてください。
認知症で介護認定を受けるには?
介護認定を受けるには、まずかかりつけ医に相談しましょう。
かかりつけ医がいない場合は、直接市町村に相談に行ってもいいです。
義母の場合は、初期のちょっとおかしいなという頃は私しか気づかず、夫もそんなことはないと言っていました。
かかりつけ医で相談して、総合病院で検査しても問題ないという診断結果が出ました。
そのうち、物忘れが激しくなり、医者も認知症だと認識してくれた頃、薬を出してくれるように頼みアリセプトを出してもらいました。
介護認定については、義母がどこにも行きたくないと頑なだったので、認定してもらっても介護サービスを受けられないと思い、ずいぶん長く自宅だけで看ていました。
けれど、1人で留守番もできなくなり、実家の父が具合が悪くても行くこともできず、介護認定をしてもらうことにしました。
介護認定の手続き
- まずは、かかりつけ医に介護認定をしてもらうことを伝えておきます。
介護認定には医者の意見書が必要なので、お願いしておくとスムーズです。
- 市町村の地域包括支援センターに行って、介護認定をして欲しいとお願いします。
地域包括支援センターは、村や町なら役場、市なら市役所、区とかでしたら区役所に行けば、どこにあるか教えてくれます。
ホームページで調べられてもいいです。
地域包括支援センターで申請に必要なものを教えてくれますので、持って行って手続きをします。
- 要介護・要支援認定申請書(地域包括支援センターで出してくれます)
- 印鑑(自分の印鑑)
- 介護保険被保険者証(65歳以上の場合)
- 主治医の氏名、医療機関名、連絡先がわかるもの(診察券など)
そして、地域包括支援センターの方に、ケアマネージャーを決めるように言われました。
ケアマネージャーについては、これから介護のこと全てに関わる方なので、近所の人の話など聞いて、評判のいい人にお願いしたほうがいいというアドバイスをもらいました。
もし心当たりがなければ、センターの方で決めてくれるという話でした。
私の場合、近くの親戚に聞いて、そのお宅のおばあちゃんをみてくれていた方がいい人だったという事で、その方にお願いしました。
認知症の介護認定のレベルは?
義母は、認知症については結構進んでいますが、体は丈夫でリハビリパンツをはいてはいますがトイレも1人で行けますし、杖なしで歩くこともできるので、介護認定のレベルは要介護1です。
本当は、こういった元気な認知症の年寄りの方が、あちこち行ってしまうし目が離せません。
まあ、寝たきりになれば、介護者は重労働になりますので、またそれも大変ですが。
介護認定のレベルは、「要支援1~2」と「要介護1~5」に分けられます。
要支援と要介護は、サービスにおける利用料の計算から違い、受けられるサービスも違ってきます。
介護認定の申請をしてから2,3日して、認定調査員の方から電話がきました。
自宅に聞き取り調査に行きたいということで日付を決めて、来てもらいました。
義母と私2人で、話を聞きました。
まずは、義母の様子について、歩き方やふらつかないかなど見ました。
こういう時の年寄りって、いつも以上に元気を装い、こんなに歩けるってアピールするんですよね。ハァー。
その後、簡単な質問や絵を使った検査のようなものをしました。
義母に一通り話を聞くと、義母には部屋に戻ってもらい、私と調査員さん2人で話をしました。
義母がいると出来なかった、日々の生活で困っていることや、義母の様子など話しました。
義母は、自分のいないところで何を話しているのか不安になったようで、私を大きな声で呼び、あれは押し売りだから帰ってもらえと言いました。
そんなこともあったので、次の年の聞き取り調査は、まず私が市役所に出向いて日々の様子を話し、それから調査員さんが自宅に来て義母の様子を見るということにしました。
義母は、自分がのけ者にされなかったので機嫌が良く、2度目の調査はうまくいきました。
その後、だいぶ経ってから、通知書と被保険者証が郵送で送られてきました。
認知症の家族との接し方
認知症になると、以前は穏やかな性格だったのにキーキー怒るようになったり、部屋を散らかしたり、汚した下着を隠したりと、介護をする人は振り回されるようになります。
認知症の人には口答えせず穏やかに接するようにという専門家の方がいますが、介護をしている現場ではだんだん無理になります。
私も始めの頃は、出来るだけ穏やかに接していましたが、段々精神的に疲れ、追い詰められました。
もう限界と思った頃に、デイサービスを使い、シートステイを使うようになり、だいぶ楽になりました。
けれどそれだけではなく、義母にもおかしなことは違うと言い、強く出るようになりました。
義母は最初の方こそ混乱しましたが、今は端から全て忘れていくので、なんとかうまく過ごしています。
口答えしないほうが認知症本人にはいいのでしょうが、介護者の精神状態がおかしくなります。
これは、家族を介護した人にしかわからないと思います。
介護を終えた時、自分が具合いが悪くなっては夫も子供も困ります。
できるだけ頼れるところは頼って、自分の体と心を守っていく事はとても大切だと思います。
私の場合、介護する人が夫の母という義理の関係なので、割り切れるのかもしれませんが、実の親を看ている方は、意識して自分を守っていかないと余計大変だと思います。
まとめ
4月からは、要介護1~2だと特養に入るのも難しくなりました。
どうにか自宅で看ていくしかないです。
まだまだ、認知症の介護は続きます。
きっと長期戦になるでしょう。
このページが、認知症の家族の介護をしている方の少しでも参考になりましたら幸いです。