卒業式の袴は振袖と小振袖どっちがいい?着方と金額の違いは?

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大学や短大、専門学校の卒業式の女性の服装といえば、袴姿が多いですよね。

早めに生協などで袴のレンタル予約などもできるようですね。

最近は、袴と一緒に袖丈が2尺位の小振袖もレンタルして組み合わせて着る方が多いようですね。

また、成人式に着た振袖と袴を組み合わせる方もいます。

どちらがいいのか、着た感じはどうなのか、料金的にはどっちがお得なのかと迷ってしまうこともあると思います。

比べてみましたので、参考にしてみてください。

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卒業式の袴は振袖と小振袖どっちがいい?

女性の袴ですが、昔は女学生の通学着で普段着でした。

普段着だったものが、時代とともに準礼装(第一礼装の次の各)に格上げされ、現在は各種式典(卒業式や入学式)で着られるようになりました。

未婚の女性の第一礼装は振袖です。

結婚式や披露宴など、どの場所に行っても恥ずかしくない1番上の格付の着物です。

この2つを組み合わせることは格の違いから以前はあまりなかったのですが、この頃は振袖と袴で華やかに卒業式を行うのが定番になっていますね。

それに伴いレンタル着物業者さんが、より袴に合う着物ということで対丈の小振袖という着物を作ったんだと思います。

本振袖と、レンタルの小振袖の違いについてまとめますね。

成人式の本振袖

  • 格は第一礼装。未婚の時には、兄弟や友達の結婚式に着られる。
  • 正絹の生地が多い。体に馴染みよく、着心地もいい。
  • 生地が上等で柄も豪華なので、見栄えがする。
  • 袖が長いので豪華に見えるが、立ち居振る舞いに気を付けないと袖を汚してしまう。
  • 対丈ではなく身丈がおはしょり分長いので、着付けの時おはしょりのように始末する。
  • 正絹のため、汚すと染み抜きが大変なので、気をつけて着ること。

レンタルの小振袖

  • 格については袴に合わせた新しい形なのではっきりわからないが、袴と合わせるということで略礼装になるのかも。

    レンタルの袴に合わせたものなので他には着用できない。おはしょり分もないので。

    身丈が長くて、おはしょりができれば街着というおしゃれな普段着として着ることができる。

  • ほとんどがポリエステルの生地。ふかふかして、体になじまず着心地も今ひとつ。
  • 生地によって、見栄えに違いが出る。あまり薄いものは選ばないよう気をつける。
  • 袖が短めなので、本振袖より動きやすい。
  • 対丈というか、すねが出るくらいの丈のものもある。

    そのまま着せればいいので、着付けは簡単。

  • ポリエステルでレンタルなので、正絹ほど汚れに気を使わなくてもいい。

など、それぞれに良い所と悪い所があります。

  • 振袖は成人式に着たし、違う柄の着物も来てみたい。

    女学生のようにキリッとした着こなしがしたいという方は、レンタルの着物を選べばいいでしょう。

  • 反対に自分の振袖が気にいっていてまた着たいし、結婚式といったってドレスで行くかもわからないし、着る機会がないともったいない。

    豪華に見えるのも良いしという方は、袴のみ借りて自前の振袖に合わせればいいでしょう。

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袴と合わせた振袖の着方は?

本振袖とレンタルの小振袖の違いで、着付けの時の違いはおはしょり分があるかないかで手間が変わってきます。

言葉で言うより動画の方がわかりやすいと思いますので、見てみてください。

レンタルの対丈の小振袖、袴の着付け

長襦袢も着物も、身丈が短いので、そのまま着せればいいので、着付けは楽です。

本振袖の袴の着付け

前半

後半

おはしょり分を揚げているといっても、もこもこすることはありません。

けれど、やはり着付けに慣れた上手な人のほうがスッキリ着せてくれます。

着付けの上手な美容師さんに着付けてもらうと安心です。

着付けてもらう時に必要なものをまとめておきます。

袴の着付けに必要なもの
  1. 小振袖か本振袖
  2. 長襦袢・・・自分の振袖なら、振袖に合わせた長襦袢を用意します。

    レンタルの小振袖なら袴専用の丈の短いものを一緒に借りられると思います。

  3. 伊達衿(重ね衿)・・・着物の衿に重ねる衿。着物がピンクの場合、紅い伊達衿など重ねて襟元を華やかに引き立てます。最近はビーズやレース付きのものもあります。
  4. 半幅帯・・・袴の下に締めて、袴の上端から1~3cm位見えるように着付けます。

    浴衣の時締める帯です。振袖と色が合っていればそれを使ってもいいです。

  5. 伊達締め・・・帯を締める前の準備に使う収縮性のある太めの帯状の道具です。

     マジックテープがついているものもあります。

  6. 襟芯・・・長襦袢の半衿のところに差し込みます。衿をシワのないように綺麗に整えるためのものです。
  7. コーリンベルト・・・衿元を綺麗に見せる留め具のついた収縮性のある紐状の道具です。
  8. 前板・・・帯結びの仕上げに使い、お腹に締めた帯をピシッとみせます。
  9. 腰紐・・・着付けの時、締める紐です。3、4本あると便利です。
  10. 肌襦袢・・・和装の下着です。和装スリップというものもあります。
  11. 足袋・・・白いオーソドックスな足袋を用意しましょう。足袋だけ別に購入する場合はストレッチ素材のものがおすすめです。
  12. タオル・・・体型補正のため持ってくるよう言われると思います。3、4枚必要です。

    ウエストが細かったり胸が大きい方は多めに持っていくと安心です。

その他の必要なもの
  1. 草履またはブーツ・・・式典だったら、本当は草履の方が正式です。

    けれどそんなに今は固いことは言わないでしょうから、お好みでどちらか用意しましょう。

    ブーツの場合足袋は履けません。

    ストッキングを履いてブーツを履くことになります。

    草履の場合は足袋を履きます。

  2. 巾着などのバッグ・・・レンタルなら付いてくることがあります。

    購入する場合は、地元のお店で買ってもいいですし、ネットでも購入できます。

  3.  

  4. 髪飾り

卒業式の袴のセットと単品の金額の違いは?

お店によって金額は違いますが、大体の相場をまとめますね。

袴と着物のレンタル代金

  • 小振袖(2尺)と袴のセット・・・30,000円~40,000円(割引で20,000円を切るものもあります。)
  • 中振袖と袴のセット・・・30,000円~40,000円
    (ポリエステル)
  • 中振袖と袴のセット・・・40,000円~50,000円
    (正絹)
  • 袴のみ・・・10,000円前後

金額に関して言えば、自分の振袖とレンタル袴の組み合わせが1番安くあげられます

けれど、地元のレンタル着物屋さんで予約した場合、セットでレンタルした場合着付け代がタダということがあります。

袴のみは、着付け代は割引という場合が多いようです。

それでも、着付け代を入れても袴のみ借りたほうが安いです。

まとめ

卒業式の袴の合わせる着物についてまとめてみました。

私の頃は、袴は色無地と合わせました。

色無地だと今は小中学校の先生が多いようですね。

どちらにしても、着物での卒業式は華やかで素敵だと思います。

好きな方を選んで、素敵な卒業式にしてくださいね。

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