もうすぐひな祭りですね!
今年初節句を迎えるお子様がいらっしゃる方、お子様のお誕生おめでとうございます。
初節句に当たり、どんなお祝いにしようかなど考えてらっしゃると思います。
こちらでは、初節句のお祝いのやり方や時期などについてお伝えしています。
お子様のお祝いの参考にしていただけたら幸いです。
初節句での女の子のお祝いの仕方は?
初節句は、昔は雛人形や菱餅、ひなあられ、桃の花、白酒などをお座敷に飾り、親戚を呼んでご馳走を食べてお祝いするのが一般的でした。
現在でも地方の3世代同居などの昔ながらの家では、そうしたお祝いが行われています。
最近は、お座敷のないお宅も多いのでリビングなどに雛人形を飾り、その部屋で会食したりします。
伝統的な食事の内容は
- ちらし寿司・・・具材のエビ(長寿)、レンコン(穴があいていて見通しが良い)、豆(健康でまめに暮らせる)など、縁起が良く彩りもいい。
- ハマグリの吸い物・・・ハマグリの貝殻は対になっている貝殻以外はぴったりと合わない。
このことから、ピッタリと仲のいい夫婦を表していて、1人の人と添い遂げられ幸せになってほしいという願いがこもっている。
- 菱餅(ひしもち)・・・下から緑、白、桃色の3色に重ねた菱形のお餅。緑には「健康や長寿」、白は「清浄」、桃色は「魔除け」の意味がある。
その他に、緑の大地の雪が溶け桃の花が咲くという意味も込められている。
- ひなあられ・・・ピンク、緑、黄、白の4色のあられは四季を表していると言われている。
澱粉が多く健康にいいので、1年中子供が幸せに暮らせるようにとの願いがこもっている。
- 白酒・・・元々は、桜の花びらを漬けた「桃花酒」というお酒が飲まれていた。
桃は邪気を払い気力や体力が充実するといわれている。江戸時代からは「白酒」の方が飲まれるようになった。
白酒はアルコールなので大人が飲むようにして、子供には甘酒がいい。
などです。
これらの他に、自宅でお祝いする場合はケータリングサービスを利用したりするのもいいでしょう。
ひな祭りらしい手作りケーキなどでお祝いするのも楽しいですね。
また、最近は自宅でなく、料亭やホテルでお祝いするお家も多いです。
その場合は、事前によく評判を聞いたり下調べをして、楽しく会食できるところを選ぶといいですね。
初節句の女の子のお祝いはいつするの?
初節句のお祝いですが、一般的には桃の節句は3月3日です。
けれど、地方によっては月遅れの4月3日だったり旧暦でお祝いするところがあります。
これは日本では明治5年までは太陰暦だったのが、明治6年に急にグレゴリオ暦(太陽暦の1つ)になり、地方によって
- 行事は今までどおりの旧暦(太陰暦)でいく所
- 全てグレゴリオ暦にした所
- 旧暦(太陰暦)はグレゴリオ暦で暮らしている場合、毎年月日が変わるのでわかりにくいけれど、グレゴリオ暦では季節的に早すぎるということで月遅れでいく所
と3つに分かれました。
自分の地方では、どの日付で行うのかお義母さんや近所の人などに聞いてお祝いをするといいでしょう。
お祝いは少し早目がいいので、ご両親の都合など聞いて、3月3日の前の土日などみんなが集まりやすい日に決めるといいでしょう。
お子さんが初節句の時期に、2,3ヶ月でまだ小さい場合は翌年にしたほうがいいでしょう。
初節句の女の子のお祝いには誰を呼ぶの?
昔は、お嫁さんが結婚すると夫の家に入るのが一般的でした。
その場合は夫の両親と同居なので、初節句は夫の家として妻の家(両親とも限らない)を呼んで行われました。
そこにプラス夫の親戚も呼び、盛大に行われました。
現在は、夫婦と子供だけで住む形が多く、若夫婦が両方の親を呼んで初節句を行うことが多くなりました。
その為、親戚まで呼ぶ事は少なくなっています。
また最近は、両方の親(お子様にとっての祖父母)も呼ばず夫婦だけでお祝いをする家庭もあります。
どちらか片方の親が遠くに住んでいるという場合は、もう片方の親のみ呼んでお祝いをするということもあります。
このように現在では、厳密に誰を呼ばなければいけないとは決まっていませんが、お子様の成長を喜んでくれる両方の親(お子様にとっての祖父母)は、出来ることなら呼んだほうがいいでしょう。
もし遠い場合は、お子様と雛人形の写真やDVDなどを感謝の手紙と一緒に贈るといいと思います。
まとめ
初節句は、女の子が健やかに幸せに過ごしていけるようにとの願いが込められているんですね。
そんなお祝いだからこそ準備をしっかりして、お子様の幸せをみんなで祝い心に残るそんなお祝いにしていけたらいいですね。