毎年、夏になると、熱中症のニュースが連日報道されますね。
その中で、熱中症で亡くなったというニュースでは、70代から90代位のお年寄りが大半ですね。
なぜこんなに高齢者が熱中症になるのか、熱中症予防にはどうしたらいいのか、お伝えしています。
参考にしてみてください。
高齢者が熱中症になりやすいのはなぜ?
高齢者が熱中症になりやすい原因は以下が考えられます。
家にもおばあちゃんがいるのですが、夏の暑い時期でも、あまり汗をかきませんね。
また、以前はお風呂が大好きでしたが、最近は、入浴するのに体を動かすことが億劫のようで、入りたがりません。
そうすると、皮脂が体の表面をおおい、ますます汗が出にくくなります。
2、あまり水分を摂らない
喉が渇くということをあまり感じなくなるようです。
水分の補給を任せておくと、水分を摂ることを忘れ脱水症状になってしまいます。
脱水状態で体調が悪くても、歳のせいだと軽く考えてしまい気づくのも遅れがちです。
また、夜間にトイレに起きるのが嫌で、水分を摂るのを意識的に避けてしまうこともあります。
3、腎臓の働きも弱っているので、体内に水分を貯めておけない
脱水症状になると、尿が濃くなって水分を体の外に出さないようにするが、それができず、水分が体外に出て行ってしまいます。
熱中症対策のため高齢者には水分補給を
以上のように、高齢者は水分がどんどん失われてしまうので、水分をしっかりと補給することが大事です。
真水でいいので、工夫していつでも水分を摂れるようにしましょう。
家のおばあちゃんは、お茶はあまり飲まず、お水をよく飲むので助かっています。
朝起きがけに1杯。
10時のおやつに1杯。
昼食に1杯。
3時のおやつに1杯。
夕食に1杯。
寝る前に1杯。
このくらい飲んでいます。
工夫としては、いつもテーブルの上にコップに水を入れて、いつでも飲めるようにしている。
薬を1日3回飲むので、その時、多めの水で飲むように促す。
- 水をあまり飲まれない方は、シャーベットにしてみたり、ゼリーにしてみたり、好きな汁物を薄味で作ってあげたりして、水分を摂らせたらどうでしょう。
熱中症予防に高齢者にはエアコンを
お年寄りって、寒いのは敏感に感じるのに、暑さはあまり感じないようです。
猛暑なのに、エアコンをつけてあげると、寒いしもったいないから切ってくれと言われるし、難しいですね。
外の温度が30度程度なら、窓を開けて、扇風機でもまだ大丈夫だと思いますが、この頃の猛暑では、エアコンがないと、お年寄りは心配ですね。
でもお年寄りって、本人に風が当たらないようにして、28度設定くらいでつけておけば、案外気づかず過ごしていたりします。
エアコンをつけているのに気づかれないようにしてそっと、室内を冷やしておくのがいいと思います。
まとめ
高齢者の熱中症についていかががったでしょうか。
お年寄りにとっては、エアコンは贅沢品だという意識があります。
エアコンに頼っているという意識を持たせないようにして、賢く高齢者の熱中症対策をしていきましょう。