梅雨になると、なぜか気分が落ち込みがちになります。何日も降る雨で更に、落ち込みがひどくなります。
晴れの日に、外でできることをして雨になったら家の片付けでもしようと思っていても、いざ雨が降るとやる気が出ない。
いつもは、気にならないことも、気になって眠れなくなったりする。
梅雨時のうつ状態は、多くの人が体験しているようです。
こちらでは、梅雨時のうつの原因、うつ状態を改善させる健康管理や過ごし方について紹介しています。
参考にしてみてくださいね。
梅雨時のうつの原因は?
梅雨時になると、なぜか気分が落ち込みがちになります。
これには原因があり、梅雨時は雨や曇の日が多く、太陽の出る時間が少なくなります。
つまり日照時間が少なくなります。
日中に太陽光を浴びると脳内の神経伝達物質のセロトニンという物質が作られるのですが、日照時間が少ないとセロトニンの分泌量が減ります。
セロトニンは、脳から分泌される睡眠ホルモンのメラトニンの原料なので、セロトニンの量が減るとメラトニンが十分に生成されなくなります。
メラトニンは、季節のリズム、睡眠・覚醒リズム、ホルモン分泌のリズムといったリズムを調整する作用があって、不足することで、自律神経が乱れ色々な症状がでてきます。
その他の原因としては、梅雨前線で気圧が下がることによって、大気からの圧力が低下し、体が膨張して血管やリンパの流れの勢いが低下。いつもより血行が悪くなり、体調が悪くなるということもあります。
もう1つは、いつもより湿度が高くなるので、不快指数が上がるということです。
まとめると、梅雨時にうつっぽくなる原因は
2、梅雨前線で気圧が下がることによって、体が膨張して血管やリンパの流れの勢いが低下。血行が悪くなり体調が悪くなる。
3、いつもより湿度が高くなるので、不快指数が上がる。
梅雨時期の健康管理はどんなことに気をつけるのか?
健康管理で気をつけることは以下4点ほどあります。
- 出来るだけ日光もしくは照明の明るい光に当たる
- 運動をする。
- 体を温める
- ビタミンB6を多くとる。
日光によく当たるのが、梅雨時のうつ症状には1番いいのですが、いつもより曇りや雨が多いのでそういうわけにもいかないですよね。
その場合は、自宅や可能であれば仕事場も照明を明るいものに変えるといいです。
太陽の光と同等の光を浴びて、体内時計を調節して生体リズムを整える方法です。
そしてできるだけ晴れた日は(曇りの日でも)、外に出て日の光を浴びましょう。
運動をすることによって、気持ちをコントロールするホルモン「ドーパミン」が分泌され、落ち込んだ気分が改善されます。
太陽の下で、早歩きをするだけでも、効果があります。
また、以下の動画のような軽めの運動でも効果があるようです。
ヨガインストラクター つたがわのりこさんの動画です。
梅雨時はジメジメしていて、汗をかいたあとに冷えてしまうことがあります。
ホカロンなどでお腹や腰など温めましょう。
ゆっくりお風呂に入って温まるのも大事です。
レバー、まぐろ、かつお等に含まれているビタミンB6を多くとると脳内のセロトニンが増えます。
日光を十分に浴びることができない梅雨の時期、食事で体内のセロトニンを増やしましょう。
梅雨時期の過ごし方は?
やらなければなのに、やる気が出ない。
そして、どんどんやることが積み重なって、ますます気分は落ち込んでいく。
そんな負のスパイラルにおちいる前に、ノートや紙に「やるべきことリスト」を書いて、優先順位をつけて少しずつでも実行していきましょう。
落ち込んでいる時に、頭の中で色々考えているより、目で見えるように表にすると、気持ちもクリアーになってきます。
無理をしないで、でも少しずつ進めていく。
そんな気持ちで、過ごしていきましょう。
まとめ
梅雨時にうつ状態になるのは、気持ちの問題だけではなく、科学的な原因があることがわかりました。
日光や照明の明るい光によく当たって、運動も適度にする。冷えないように気をつけて、栄養もきちんと摂る。
紙に書いてやることをクリアーにする。
それぞれちょっとしたことですが、意識してやってみて、憂鬱になりがちな梅雨の時期を、元気に過ごしてくださいね。