実家では、祖母が作っていてよく食卓に出ていたモロヘイヤ。
なので、馴染みはあったのですが、結婚してこちらに来てからは、あまり作っている人も聞かないし、直売所にも出てないので遠い存在になっていました。
けれど、このモロヘイヤって、栄養がずば抜けてあるんですよね。
直売所で売れるのかはわかりませんが、家族の健康のため今年は作ってみることにしました。
モロヘイヤの種まきの方法について
種まきですが、一晩水につけてから、まいてみました。
水につけてからまくと芽出しが早くなったりするメリットがあるようですが、うまくいかない時もあるようなので、私は今までそのまままいていましたが初の試みでやってみました。
モロヘイヤの種には毒があるそうです。
触ったら、いつもより念入りに手洗いしました。
モロヘイヤの種まき
1、モロヘイヤの種をタッパーに入れ、水を入れて一晩浸す。
種は大きくもなく小さくもないサイズです。
水に入れておくのは、プリンの空きカップなどでもいいです。
2、1晩置いたモロヘイヤ。特に変わりないです。
3、木綿の布(これは着物の芯などに使う新モスという生地ですがちょっとしっかりしすぎかも。晒しなどがいいようです。)をざるなどに敷き、種を入れて水気を取ります。
4、布を絞って、水気を切ります。
5、土を詰めたポットに水をかけ、そこに5,6粒くらいまきます。
土は園芸培土などでもいいし種まき培土などでもOK!でもあんまり軽い土はおすすめしません。)
6、軽く土をかけ、湿らすくらい水をかけます。
7、新聞紙をかけて芽が出るまで置きます。
8、たまに新聞紙を取り除いて、乾いているようなら水をあげます。
芽が出てきたら新聞紙を取って育苗します。
モロヘイヤの栄養、効能は?
モロヘイヤは、エジプト原産です。
モロヘイヤという名前は、王様だけの物とか王様の野菜という意味があるそうです。
古代エジプトで王様が重病になった時、モロヘイヤのスープを飲んだら治った事から、名付けられました。
大昔から、滋養強壮に良いことを知られ、クレオパトラも大好物だったとか。
栄養は、野菜の中ではトップクラスで、カロテンの含有量はトップ、ビタミンB2はほうれん草の20倍、カルシウムは7倍もあります。
その他、他のビタミンB郡、C、E、食物繊維も豊富です。
刻むと出てくるネバネバ成分のムチンは、胃腸の機能強化や目の粘膜保護、肝機能を高める働きもあります。
夏バテで胃腸が弱っている時や、強い日差しの中に晒される目、ビールの飲みすぎで酷使されている肝臓に優しいなんて、夏にしっかりとりたい野菜ですね。
1、豊富なカロテン・・・ガン発生率を低くする。
2、食物繊維・・・便秘の改善。
3、ムチン・・・コレステロール値を下げる。
4、ビタミンB2・・・動脈硬化を防ぎ、心筋梗塞や脳梗塞、腎不全のリスクを防ぐ。
野菜で、これだけ栄養豊富なものは他にないので、毎日のメニューにたくさん取り入れたいですね。
モロヘイヤの美味しい食べ方は?
モロヘイヤのおいしい食べ方ですが、その前に気をつけなければならないことがあります。
モロヘイヤの種には毒がありますが、スーパーなどのお店に並んでいるモロヘイヤの若芽には毒はありません。
けれど、家で栽培している場合、花が咲いて種ができた頃からは、鞘や種が混ざることがないようにしましょう。
サヤや種には、致死量の猛毒がありますので、花が咲き種ができる9月下旬からは、食べない方がいいでしょう。
1、お店で購入するときは、黒くなっていない新しいものを選びましょう。
家庭菜園の場合は、硬くない若芽を摘みましょう。
2、茹でる場合は、葉と茎を分け、茎は包丁の刃が入るところまで使うようにしましょう。
3、ゆで方は、ほうれん草などと一緒で、塩を入れた熱湯でゆでます。
葉は短時間で茎の部分は少しだけ長めにゆでます。
ゆでてお浸し・・・鰹節をかけ、お醤油でオーソドックスに頂く。
細かく刻み、麺つゆで味付け。鰹節と梅肉を和える。
オクラを刻み、長芋はサイコロに、ひきわり納豆を混ぜ、麺つゆなどで味付け。
スープ・・・・・・モロヘイヤを3センチ長さに刻み、沸騰したお湯に固形スープと一緒に入れ、柔らかくなるまで煮る。
塩、コショウ、醤油などで味付けし、最後に溶き卵を入れる。
その他、天ぷら、味噌汁などにも合います。
まとめ
可愛い芽が出てきたモロヘイヤですが、成長するのはこれから。
また植え付けできるようになったら、紹介します。
今年の夏は、スーパー野菜のモロヘイヤをたくさん食べて、元気に乗り切りたいですね。