春になって、霜の心配がなくなってくると、ジャガイモの植え付けができます。
我が家でも、家で消費する分のじゃがいもを作っています。
少しは、直売所にも出しますが。
じゃがいもを初めて植えた頃はよく失敗しましたが、この頃は結構大きい芋がたくさん収穫できるようになりました。
こちらでは、ジャガイモを植えるにあたって、気を付ける事やコツなど、お伝えします。
じゃがいもを植える時の参考にしてみてください。
ジャガイモの植え付けの方法は?
1、まず畑は、堆肥をまいて起こします。
それから大抵の野菜はPH6,0から6,5くらいの中性に近い弱酸性を好むので、苦土石灰で中和するのですが、じゃがいもの場合はちょっと違います。
じゃがいもは、PH5,5くらいの少し酸性が強い土を好むので、ほとんどの畑では苦土石灰を撒かなくてもいいです。
植え付けようとする畑が、どのくらいのPHかわからない場合は、土壌のPHを計って見ると確実です。
土壌酸度計です。これがあると、pHがすぐわかって便利です。
シンワ測定[72724]土壌酸度計(pH計)A園芸・野菜栽培等での土壌の酸度(pH)管理の目安に【2… |
2、次に、じゃがいもを植える場所に、1本の紐を張ります。
そしてその紐に沿って、まっすぐにクワで穴を掘っていきます。
あまり深く掘れなかった場合は、もう1度同じところを掘ります。
3、じゃがいもを30cm間隔で、植え付けていきます。
今回は購入した種じゃがいもが小さめだったので、そのまま植えます。
が、もしも大きな種芋を購入したら、切り分けて植えます。
大きなじゃがいもは、50~60g位に切り分ける。
切り分け方は、切り口が下になるので、上になる部分に多く芽が付いているように、切った芋全てに芽がついているように切る。
切り口から腐ってくることがあるので、切り口はよく乾かしておく。
特に秋に植え付ける場合は腐りやすいので、切った後1,2日おいて乾かす。
そのまま植え付けてもいいが、心配な場合は草木灰を切り口に付けて植え付ける。
4、植えたジャガイモの間に、肥料を一掴みずつ置いていきます。
土は、5,6cm位かけてください。
じゃがいもは、湿気があると腐ってしまいますので、乾燥している畑以外は水は掛けません。
芽が出てくるのは、結構ゆっくりです。
10日から、2週間くらいかな。
気長に待ちましょう。
ジャガイモを植え付ける時期はいつ?
暖かい地域だと、じゃがいもの植え付けは春(2月下旬から3月)と秋(8月下旬から9月中旬)位に植え付けます。
が、こちら信州の松本なので、時期がずれます。
信州は4月でも霜が降りるので、春植えは4月の中旬から植え付けます。
秋も、10月下旬には霜が降りますので、7月頃に植え付けます。
じゃがいもは、寒さに弱い野菜なので、寒い地方では気をつける必要があります。
自分の地方の植え時は、種苗屋さんかホームセンターに、種じゃがいもが出始める時期だと思っていれば間違いはないです。
じゃがいもの植え付けで連作はいけないの?
じゃがいもは、連作障害の出やすい野菜です。
今年植えた場所には、来年は植えないようにしましょう。
2,3年置けば、また同じ場所に植えて大丈夫です。
また、じゃがいもはナス科の植物です。
同じナス科のナスやピーマン、トマトは、連作障害が出ますので、続けて植えないようにしましょう。
畑が狭いなどで、どうしても連作しなければならない時は、連作障害軽減材などの薬剤を使う方法もあります。
まとめ
じゃがいもの植え付けについて、お伝えしていきました。
じゃがいもは、ビタミンB郡やCが多く、特にビタミンCは他の野菜と違って熱にも強く、煮たり焼いたりしても壊れにくいのが特徴です。
カリウムも多く含まれています。
栄養たっぷりで美味しいじゃがいもをたくさん作ってくださいね。