いつもよりちょっと遅めですが、ピーマンの苗を買ってきて植えました。
直売所に出していますが、ナスやきゅうり、トマトなどより売れないんですよね。
ピーマンって、栄養はあるけれど他の夏野菜に比べて、脇役のような感じがしますよね。
でも調べてみたらびっくり!
知られている栄養より、もっと色々な栄養素が隠されていました。
こちらではピーマンの植え付けについてと、栄養についてお伝えします。
参考にしてみてください。
ピーマンの苗の植え付け時期はいつ?
ピーマンの苗の植え付け時期ですが、大体4月の下旬頃から5月の中旬頃までです。
その頃になると、園芸店やJAのお店などに苗が並べられるようになります。
その頃植えると、6月下旬頃から収穫できるようになります。
ピーマンは、種から育てることもできます。
が、家ではそんなにたくさんいらないので、園芸屋さんなどで、苗を買ってきて植えています。
苗は、太めで葉の間隔が詰まったしっかりしたものを選ぶといいです。
200円代から300円位の接木苗と、100円位の自根苗があります。
どちらを選んでもいいですが、病気になりにくいのは接木苗です。
けれど自根苗の方がピーマン本来の柔らかさがあり、美味しさもこちらの方が上です。
今年は自根苗を買うことにしました。
ピーマンの植え付け方
- 1、堆肥をまいて耕し、苦土石灰をまいて1週間、肥料をまいて1週間置き、マルチを張っておきます。
畝の作り方は、こちらを参考にしてください。マルチの張り方はこちら
マルチを張るときは、雨後か土に水をかけて湿らしてからかけて下さいね。
- 2、マルチは穴のあいてないものを貼ったので、50cm間隔で穴を開けます。
土が湿っていれば、穴あけ器に土がついてきますが、乾いている場合は土がついてこないので移植ゴテなどでピーマンの株が入るくらいの穴を開けます。
土は穴の横に置いておいてください。
ピーマンの株間ですが、40cmから1mまで畑の広さなどで色々です。
家庭菜園なら40cmあれば十分です。
- 3、開けた穴に水を一杯注ぎます。
水がすぐ引くくらいがいいです。
- 4、ピーマンの株をポットから出してそのままスポッと植えます。
横に置いてあった土をかけて下さい。
- 5、苗が倒れないように仮支柱を立てます。
苗から5cm離れたところに立てます。
紐を苗に8の字にゆるくかけて、支柱にはしっかり結びます。
- 6、水をかけて終了です。
ピーマンと赤ピーマンの違いはなに?
ピーマンって、緑のものが今までは主流でした。
でもこの頃、パプリカとかの赤やオレンジ、黄色などのものも出回っていますよね。
このパプリカと今までの緑のピーマンって違うものなのか、それとも仲間なのか気になりますが、パプリカとピーマンは同じものです。
また、ししとうや唐辛子なども仲間で、ピーマンの仲間には辛いものと辛くないものがあります。
ピーマンが赤くなったものは、緑のピーマンが完熟したもので、緑のピーマンのような苦味はなくなり栄養価も高くなります。
ピーマンには、ビタミンCはトマトの4倍含まれていて、カロテンやビタミンE、カリウムなども豊富です。
ピーマンのビタミンCは、加熱しても壊れない性質があります。
またカロテンは、油と一緒に取ると吸収が良くなるので、炒め物や天ぷらなどで食べるといいです。
緑のピーマンも栄養豊富ですが、赤く完熟したピーマンになると栄養価はぐっと増します。
赤くなることによってカプサイシンが増え、ビタミンCは2倍、カロテンは3倍に増えます。
緑ピーマン独特の青臭さや苦さも和らぎ、甘さが増すので食べやすくもなります。
家でピーマンを作って、収穫時期を逃すと緑のピーマンが赤くなってきます。
その場合、直売所では売れないので困りますが、本当は赤いほうが栄養も食べやすさも増すので、もったいない話です。
ちょっと雑学ピーマンのヘタの形って、大体五角形なのですが、たまに六角形のものがあります。
この六角形のヘタのピーマンは、普通のものより育ちがよくて水分たっぷりなので、苦味も普通より少なくて甘さを感じます。
お店で、ピーマンを選ぶ時、苦さの少ないものがいい時は、探してみるのも面白いですね!
家でも食べきれませんし、ご近所さんに上げても余る。
もう、畑に置いて放っておきました。
そのうち、ピーマンがどんどん赤くなり、もうどうしようもないと諦めていました。
が、主人が知り合いの洋食屋さんに行った時、赤いピーマンが大量にあることを言ったらもらってくれることになりました。
お礼に、美味しいチーズをいただいてラッキーだったし、せっかくのピーマンが無駄にならずにお客さんに食べてもらって良かったなーという出来事でした。
ピーマンのわたに栄養はあるの?
ピーマンを調理する時、当たり前のように中の種というかわたは捨ててしまいますよね。
これはピーマンの皮よりわたの方が苦いからなのですが、このワタにすごい栄養成分があることが分かってきました。
ピーマンの皮の部分にも含まれているピラジンという栄養素です。
ピーマンの匂いの成分です。
このピラジンですが、血液サラサラ効果があり、脳梗塞予防に効果的です。
夏に向かって脳梗塞になる方は増えるので、この時期に食べるのは理にかなっていますね。
またこのピーマンのわたですが、薄毛に悩んでいる方にもいいようです。
特に、種を支えている胎座の部分が特に良いようです。
そのほかピーマンの皮の部分よりもカプサイシンやカリウムも豊富で、冷え性で悩む方にも効果的です。
加熱すると苦味が和らぎますので、ししとうみたいに丸のまま焼いたり、天ぷらにしたり、ピーマンの肉詰めの具の中に入れたりして、美味しく食べるといいでしょう。
まとめ
ピーマンの植え付けは、まだまだ5月いっぱいまでは間に合います。
お店で購入するのもいいですが、作ってみるのも楽しいと思います。
栄養たっぷりのピーマンを食べて、暑い夏を乗り切りましょう。