今年も赤紫蘇をまきました。
なんか今年はいつもの年より、芽の出方が悪かった気がします。
そう思って、2度目に種を蒔いたのですが、これが始めの時より芽が出ず失敗しました。
一応最初にまいて大きくなった苗は定植しましたが、まだマルチを張った場所が空いています。
急遽、3度目に種まきして大きくしていますが、定植までにはまだまだかかりそうです。
今年何故、順調に芽が出なかったのか検証した事とプラス苗の定植について、まとめました。
以前お伝えした赤しそジュースを作るときに出る搾りかすを利用したゆかりの作り方についてもお伝えしています。
参考にしてみてください。
しその芽が出ない理由とは?
芽が出ない理由ですが、よく言われるのが
1、紫蘇は好光性なので、明るくなければ芽が出ないので、種まきしたらかける土は薄くする。
2、寒いうちは芽が出ない。気温が低い時は、加温器などで保温して芽出しする。
3、シソの種は、寿命が短くほぼ1年であるので、年を越した種は芽が出づらい。
この3つです。
けれど、土は薄くかけましたし今回もいつもの年と一緒の時期にまきました。
保温も十分。
種も新しいです。
いつもと違ったのは、環境と天気でした。
1、去年の大雪で育苗用のハウスが潰れ、新しいハウスを建て、ビニールも新しくした。
2、4月にいつもになく暑い日が続いた。
その為、いつもと違う対応をしてしまいました。
今年芽出しが失敗した原因は
1、暑かったので、保温が終わった後、トレーに何もかけなかったので、土が乾きやすかった。
2、ハウス内が暑くなり、育苗中のトレーの土が乾きやすく何度も水かけをしてしまった。
このため、何度も水かけされた種は、芽を出そうとするたびに流されて、芽を出せずに終わってしまったようです。
これを反省して今回は、種まきした後、新聞を1枚かけて乾燥を防いでいます。
赤しその他に、アスターも芽が出なくて、再度種まきしましたが、新聞をかけた今回は嘘のように芽出しが順調です。
細かい種は、大事に育苗しなくてはと今回学びました。
紫蘇を植える時期はいつ?
しそを植える時期は、本葉が4枚くらいになった頃です。
その頃になると、根が張ってきて根を傷めず植えることができます。
あまり遅くなると、細かい区切りのトレーは特に肥料不足になって黄色くなってくるので適期に植えましょう。
3月4日に種をまいたしそが大きくなったので、4月30日に用意していた畝に定植しました。
畝の作り方は、こちらを参考にしてください。
マルチの張り方はこちら
赤紫蘇の苗の定植
1、マルチは3列の穴あけマルチを使います。
穴の部分が開いてなくて、丸いミシン目のところを自分で開けるタイプのマルチです。
ちょっと特殊なマルチで、JAにはなく、ホームセンターで購入しました。
お店にない場合は、とうもろこし用の2列の穴あきマルチを買って、真ん中に穴を開けるといいと思います。
2、手で少し穴を掘り、そこに水を満杯になるくらい注いでいきます。
すぐに、水が引くくらいがいいです。
3、水が引いたら、穴に苗を植えていきます。
1箇所に3本あるといいので、1本や2本になってしまった苗は3本になるようにまとめて植えます。
4、植え終わりました。
5、苗に直接水がかからないように、マルチに沿わせて水かけします。
根付いて少し大きくなった頃から、マルチなので、肥料は液肥を1週間に1度くらいあげてください。
5月24日現在の赤紫蘇の様子
だいぶ大きくなりました。
ゆかりの作り方は?
赤しそジュースを作る時に、赤紫蘇を煮出して絞りますが、その搾りカスってもったいないですよね。
色が抜けちゃってるし、利用法なんてあるのかなと思っていたら、本来梅干を作る時に使った赤紫蘇から作るゆかりが出来るようです。
本来のゆかりと比べて栄養価は劣るかもしれませんが、赤紫蘇ジュースプラスゆかりで、赤紫蘇の栄養まるごと取れます。
作り方もそれほどむずかしくないので、ジュースを作った時ついでに作るといいですね。
赤しそジュースの搾りかすで出来るゆかりの作り方
1、赤紫蘇を煮出した後の葉をしぼって、ざるなどにあげる。
2、葉をしっかりしぼったら、白梅酢(梅干を作る途中にできるが、市販品でOK!)か食酢、またはクエン酸を適宜加えよくもみ込みます。。
3、次に塩を適宜加えてまたよくもみ込みます。
4、ビニール袋に入れ、空気を抜いて冷蔵庫で1日か2日置きます。
5、余分な汁を絞ります。
この汁は、いろいろな料理に使えます(野菜サラダのドレッシングがわりに、漬物をつけるのに等)ので、捨てずに利用してください。
6、葉を広げて、天日干しします。
天気が良ければ、1日から2日で乾きます。
梅雨時なら室内でもOK!できるだけ風通しの良い所に干してください。
7、しっかり乾いたら、すり鉢に入れすって細かくしてください。
8、乾いた瓶などに入れて保存。
乾燥剤を入れておくと、湿気ないで使えます。
でも、なるべく早く使いましょう。
まとめ
今年は、天候もあって芽出しがうまくいかないことが多く、種まきについて色々学ぶことがありました。
種をまいたら、できるだけそっとしておく事、その為に新聞紙や不織布などで乾燥を防ぐ事等は、必須なんですね。
今年は、色々試行錯誤しながらの野菜作りになりそうです。
失敗も含めて参考にしていただけたら嬉しいです。